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石油ファンヒーター

先日たかにゃんで地元の埠頭を散歩してたらこんな物が落ちてた

ヒーター01

埠頭の片隅の草むらで砕けたテレビや古タイヤなどと一緒に震えてたこの子は
何の変哲もないただの不法投棄のゴミであったのだが・・・
何故だろう・・この日はスルーしたのだがどうしても気になってしまって・・
これが一目惚れってヤツなのだろうか?
結局、後日ぽえたんで回収してきたのだった。

とりあえずネットで取説をDLしてから職場に持ち込み軽く分解してみる
うむ、ダンゴムシがいっぱい出てきたぜ・・

前日雨が降っていたので外見は泥だらけだったが内部はほとんど乾いていて汚れも無かった
制御基盤も乾いた状態だったのでとりあえず電源を投入してみよう・・

本体の灯油受け内の汚れた灯油を全部抜き新しい灯油を入れていざ電源投入!
カチッという音と共に温度表示が出る。表示もスイッチも正常である。
そして再度かチッっという音と共に室内の電気が一瞬暗くなる・・気化器のヒーターも正常だ
そして数分後・・カチカチカチという点火用イグナイタの音と共にボッっと青い炎が出る。
やった・・もしかしてこの子は「使えるのに捨てられたかわいそうな子」なのか!?





・・・だがそうは問屋が卸さなかった。
点火後、炎は正常に燃えているのにイグナイタは点火動作を繰り返した後
ピーという警告音と共に表示にはH33のエラーが出て止まった・・・
やはりこの子は壊れたから捨てられたのだ!

だがしかし、こういう壊れた子を生き返らせた瞬間がジャンク修理の醍醐味でもあるのだ
とりあえず伝導ドライバー片手に分解開始だぜ!!

ヒーター02

すっかりバラバラに分解・・ ちなみに分解途中の写真は無いよ
ここまでバラしてからブログのネタにしようと思ったからね・・ 駄目じゃん俺orz

とりあえずバーナー部をワイヤーブラシでゴシゴシと磨く。

ヒーター03

続いて燃焼筒もワイヤーブラシで磨く
ところでこの燃焼筒の金網部分が白いのがおわかりだろうか?
実はこの白いのとこの子の故障は深い関わりがあるのだ!!

 「A子ちゃんは友人のB子ちゃんに何やら冬コミの売り子とか言うのを頼まれました。
  その冬コミは朝が早く、始発電車に乗らなければならなかったので
  A子ちゃんは当日の朝、まだお日様も昇らないうちから準備をしなければなりませんでした。
  季節は12月、吐く息も白い中でA子ちゃんは石油ファンヒーターのスイッチを入れました。
  ヒーターは赤々と燃えて部屋を暖かくしていきます。今日はは人前に立つ売り子だったので
  A子ちゃんは化粧台に向かい、ヘアスプレーで髪を整え始めました・・・」


・・室内に大量に振りまかれたヘアスプレーの成分であるシリコンは石油ファンヒーターに吸い込まれ
燃焼塔内で石油と一緒に燃焼し、酸化シリコンとなって燃焼筒や周辺に付着し強固な被膜を作って行きます。
そしてこの金網に付いている白い物こそ、その酸化シリコンなのである。

ヒーター04

燃焼筒近くに設置されている炎電流検知用のフレームロッドと点火用の放電棒
ちなみに写真はワイヤーブラシで撫でた後の物です、最初は真っ白だったぜ

燃焼筒から発生した酸化シリコンはこの部品にも付着し、白い被膜を作ります。
ここで重要なのは「炎電流検知用フレームロッド」なのである。

炎電流とは燃焼している炎内に電極を置くと、炎内部を電流が通り電極間が通電するという物で
石油ファンヒーターが「バーナーが正常に燃焼している」と判断するためにこの炎電流を使用するのである。

つまり室内でヘアースプレーなどのシリコン製品を使用すると
このフレームロッドに酸化シリコンの皮膜が出来、ロッドが絶縁されて炎電流が流れなくなる。
結果バーナーは正常に燃焼しているにもかかわらず「正常に燃焼していない」と判断し
エラー表示して停止するのである。

この子が吐いたエラーはH33・・取説ではH33は「点火ミスまたは燃焼に異常が・・」と書いてある。
正常に燃焼しているのに「点火ミス」と言うことはまさにこのロッドとシリコンが故障の原因であるのだ!

ヒーター05

故障の原因であるフレームロッドを磨いた後に組み立てに入る。
写真はメイン基盤、こいつもブラシで埃取りをする。
石油ファンヒーターはとにかくセンサーの固まりなので、メイン基盤についた埃が湿気を帯びて
電流がリークするとたちまち誤作動や故障を起こすんだぜ!
(まあ他の精密機器もそうだけどね)

ヒーター06

分解したついでにコイツも掃除しよう!!
燃料ポンプのフィルターだぜ!
パーツクリーナーでブシューでOKだぜ

ヒーター07

バーナーと燃焼筒、メイン基盤と灯油受けまで組み立て完了!
その後電源ケーブルを通すの忘れてて再度バラす羽目になるんだぜ・・チクショウ・・ orz

ヒーター08

燃焼器部分の組み立て
ファンヒーターは高度な機器と思われがちだが意外と空洞部が多いんだよねぇ

ヒーター09

そして仮組完了!
いよいよ試運転である

ヒーター10

カチカチカチ・・・ボフッ!
エラーも出ず燃焼を続ける・・・ 室温がみるみる上がっていき汗が噴き出る・・
よしやった!この子は生き返った!!

ちょっと炎が黄色いのだが恐らく燃焼筒の磨きカスかなんかだろうが
とりあえず汗をブッたらしながら1時間、臭いやススもなく燃焼を続けている。
そして本体を揺すって対震装置のチェックや吸気口を故意に塞いで安全装置が働くかチェックして
修理完了だぜ!

ちなみに・・・

暖房機等の不完全な修理は
一酸化炭素中毒などの重大な
死亡事故に繋がる恐れがあるので
修理とかは自己責任な!!
よい子の約束だぜ!!!


このページ見て修理に挑戦して死んでも、わたしゃ一切関係無いんだぜ・・



ヒーター11
この機種は遠赤外線モードなる物を搭載していて、わずかな温風と遠赤外線で暖炉のように
ふんわり暖まる機能があるんだぜ・・
見た目もあったかそうだぜ!


ヒーター12

だがこの暖かそうな光は実はLEDだってのは内緒なんだぜww



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ち~ちゃん(♂)

Author:ち~ちゃん(♂)

主機関:
常温有機分解炉

主燃料:
すしおんどのトロサーモン

主要装備:
液圧マニピュレーター×2
機械式3次元ジャイロ制御型
液圧駆動2足歩行操向装置×2

巡航速度/最大速度:
3Km/h/10Km/h

能力:

    攻 防 隠
対空 02 10 02
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対艦 06 25 06

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